障害のある方で、言葉を発することが出来ない方も沢山いらっしゃいます。最初は、どの様に接して良いのか分からず困ってしまったことがありました。一方的に自分のペースでケアを行う方が良いのか、一つ一つ声掛けした方が良いのか迷いました。自分がケアをされる側だったらどうか?と考えたり、以前先輩から障害の方は、いきなり身体に触れられたり、近くに寄られて声を掛けられることは苦手な方が多いから、声掛けしながらケアを行う方がいいよ、といわれたことを思い出し実行しています。声掛けして、お返事が無くても安心して下さっているのではないかとおもいます。不安を感じさせないケアをこれからも考えながら私はケアを行っていこうと思います。
私は、マンドリンを弾いています。
先生がくれた楽譜は、「ひまわり」と言う、映画音楽でした。この曲は、戦争によって起きた悲しい出来事を映画にした音楽です。
今、聞きながら思いを巡らすと、ここ数年は痛いほどの悲しい出来事がありました。
そう、今でも続くウクライナの戦争、北朝鮮のミサイル、コロナや、ニュースから聞こえてくる事件や出来事、そして私には永遠の母との別れ、老いや病、出来た事が出来なくなって消えていく姿と・・・、時々、いらだちや悲しみ苦しみ虚しさ、そういった言葉が雪崩のように浮かび上がります。
私は、心の中で、助けて下さい、救ってください、と手を合わせ祈ります。今私は叫びます。平和を下さいと、どうか愚かな戦争を止め世界中とロシヤにもこの曲が届きますように、人の心はあたたかく、本当に夢もあり、楽しかった色々な出来事に感動する、そんな日があるものです。悲しさも去り、今を受け止め生きる勇気を胸に抱いてひまわりを奏でます。平和を下さい。
「ひまわり」
時は流れ、光の中に溢れるほどの
悲しみを、胸に抱いて探し続けた愛は
むしく遠い、巡り愛し今は遥かな人、
二度と帰らぬあなたに愛を残して、
去り行く悲しさ、遠い異国の雪に埋もれて、
はかなく燃え尽きた愛の命、
遠い異国の雪に埋もれて、はかなく燃え尽た、
愛の命、二度と帰らぬ夢あなたの愛を残して去り行く悲しさ
夏の輝く光の中で静かにひまわりは
風に揺れる。