何十年前か、私は日本テレビの世界仰天ニュースの脳内出血により転倒したある女性の番組を見ました。この女性は元々健全であり作業療法士を目指して懸命に勉強していました。ある日、突然、意識消失となって、倒れた。すぐ、病院に運ばれて検査を受けた結果左脳内出血でした。手術を受けたが、右片麻痺、失語症、失行症となった。道具の使い方が分からない。言葉が伝えられない。一番嫌なのは排泄介助である。恥ずかしくて人に見られたくない。何と言っても自分でやりたいと自分1人でやった。そして、再び転倒した(てんかん発作?)が、回復するまでリハビリを受けた。ようやく退院し、ある親友と一緒に散歩しながら親友が尋ねた。これから、どうするの?あれだけ頑張ってたじゃない?言われた時、障害となった自分に自信がないと軽く横に振っていた姿を見た親友がこう言いました。「あなたらしくないよ。あれだけやりたい!やりたい!言ってたじゃない?見損なったよ。」その言葉が響き、社会復帰に向けて勉強して国家作業療法士の資格を取得されて現在、作業療法士の仕事を続けているようです。その女性だけでなく、他にもいます。アイドルを目指してオーディションを受けて突然、脳卒中で倒れた女性も国家作業療法士を目指して資格を取得されています。私もこのような経験が何度もありました。世間に認められなかった悔しさをバネにして生きていきます。
18才から働き始めて、43才初めて有給休暇という物を使い、地元長崎へ神奈川から車で16時間から一日程掛けて帰りました。長崎へ帰った日と甥っ子の卒園日とたまたま同じだった為、お帰りなさい会と卒園祝いを兼ねて家族と外食したり、弟夫婦と呑んだり、墓参りに行ったり、妹の描いた絵の展覧会を見に行ってみたりと満喫した帰省となりました。
そして、今回の帰省で思った事は今まで京都や名古屋まで車で行く時、遠く感じていたのに目的地が長崎となると京都や名古屋が近くに感じる事に気が付き、目標設定を高く設定することで小さな目標は通過点に過ぎないという様な考えが生まれ、今後の生活や仕事においても目標を高く設定していこうと思いましたが目標達成におけるプロセスは無理なく行なっていきたいとも思うので、次回車で長崎へ帰省する時はフェリーを使うという事を心に決めた次第であります。