1.入社したきっかけ
訪問介護に真剣に取り組む機会がなく施設勤務の経験が長かったです。改めて訪問介護も大切な介護と思い、取り組みたいと思い入社しました。
2.どのようなお仕事ですか?
ご利用者様は住み慣れた家にいることが許されて、家族にも見守られて日々を過ごされています。排泄介助、入浴介助などはご家族の介護では難しい側面があり、介護スタッフが担います。お独り住まいのご家庭の訪問では、掃除、洗濯、買い物代行を担い、利用者様の健康状態も把握して、気がかりなことはサービス提供責任者に報告して大事に至らないように介護方針の指示を受けて仕事を行います。
3.入社してからの一番の思い出
小学3年生のダウン症の女子の介護に入ったのですが、私の名前をすぐに覚えて、声かけをしてくれました。自宅で貼り絵活動に取り組みましたが、季節のテーマとして背景に富士山を描きたかったので、ユーチューブで富士山の動画(童謡)と写真を何度か見てから画用紙に富士山を描いてもらいました。その時に彼女は山頂の雪の部分を白のパステルで小さな丸で表現して描かれました。塗りつぶすのではなく雪の粒のように描かれたことに私は驚き、ダウン症という障がいの偏った先入観から物事を判断してはいけないと思いました。コスモス、とんぼ、富士山を作成し、完成後にはご本人がすぐさま玄関の飾るところに作品を持って行かれ、後ほどお母様が飾って下さいました。
3.介護で働きたいと考えている人へのメッセージ
心身ともに弱さを覚えながらも自立して頑張って行こうとされている方たちに、気兼ねなく差し伸べた「介護の手」をつないで頂けたときには,喜びがあります。